岸和田だんじりの由来と見物ルールや当日の交通規制について

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だんじり祭り
男の祭りともいわれる岸和田だんじりは神様の嫉妬が理由!

威勢のいい男性が目立つ岸和田だんじり祭は、どうして女性がだんじり(地車)に乗れないのか!
それは由来や歴史を見るとわかります。
当日は混雑して交通規制もありますので、お祭り情報と併せてご紹介しますね。

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岸和田だんじりの由来や歴史を知ってから参加しよう!

岸和田だんじりは、現在の大阪府岸和田市の北西部で毎年9月に行われるお祭りです。

以前は地域のお祭りとして親しまれていましたが、テレビなどメディアで取り上げられる機会が増えて全国でも有名なお祭りに成長しています。

岸和田だんじりの始まりは諸説ありますが、有力なのは1703年に岸和田藩の藩主岡部長泰が五穀豊穣を祈って行った稲荷祭りから始まっているそうです。

男性の威勢のいいお祭りというイメージが定着していますが、これはスピードを上げただんじりを勢いよく方向転換させる「やりまわし」のイメージがあるからでしょう。

また、だんじりに使っているのはケヤキの木で、宿る神様は女神だと言い伝えられていることから女性がだんじりに乗ることはできない風習が残っています。

女神様が女性にヤキモチを焼くからかもしれませんね。

成人した女性は曳き手として参加することができますが、18歳まででやめて男性のサポート的立場に移る人が多いです。

女の子ならだんじりに乗ることも認められていますし、お祭りでの参加に制限は設けられていません。

体力的にも大変なので男性にお任せしているお祭りだと考えることもできるでしょう。

2015年の岸和田だんじりは9月6日と18日に試験曳きが行われ、宵宮は9月19日、本宮は9月20日に行われます。

宵宮は6:00~22:00、本宮は9:00~22:00の開催時間とされています。

岸和田だんじりを見物するにはルールがある!

岸和田だんじりは威勢のいいお祭りで、そういうときにどうしても注意しなくてはいけないことが出てしまいます。

お祭りの公式ページには「見物人の心得」を掲載しているので必ず確認しておきましょう。

だんじりが方向転換するとき、道路の角に当たる場所は危険箇所といわれます。お祭りの関係者が誘導しますので、場所を空けて見るようにしましょう。

だんじりの重さは4トンくらいあって、慣れていても「やりまわし」でのコントロールは大変です。迫力はあるけど危険だと知った上で見物するのがオススメです。

始めてお祭りを見物するなら、有料になりますが桟敷席が良いでしょう。

岸和田だんじり祭り観光協会のホームページでも情報の掲載をしているので確認してみましょう。2,000~7,000円でチケットが購入できます。

岸和田だんじり祭の当日には交通規制もある

岸和田だんじり祭は、2日間の観光客が56万人を超える規模に成長しています。また、だんじりの巡行があるため車での通行や駐車を禁止するエリアも広範囲です。

そこで、主催者側も車で行くことは遠慮して欲しいと呼びかけていますね。

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交通規制の時間帯は、9月19日の宵宮で5:15~23:00、20日の本宮で8:00~23:00と決まっています。

かろうじて車の通行が許可されているのは「堺・阪南線」だけですね。

利用できる交通機関は南海本線です。最寄りは「岸和田駅」ですが、かなりの混雑が予想されます。お祭りのエリアには他に「春木駅」「和泉大宮駅」「蛸地蔵駅」と3駅あるので分散利用した方がスムーズだと思います。

大阪駅からのルートもご紹介しますね。

大阪駅から大阪環状線に乗って「新今宮駅」まで17分くらいかかります。「新今宮駅」で南海本線“関西空港行き“に乗り換えて「岸和田駅」までなら25分くらいですね。片道運賃で670円です。

また、大阪駅から徒歩で市営「梅田駅」の御堂筋線を利用するルートもあります。「梅田駅」から「なんば駅」までは、“なかもず行き“で7分かかります。南海「難波駅」から南海本線の”関西空港行き“に乗り換えて27分くらいで「岸和田駅」に到着できます。片道料金は730円です。

関西空港から行くなら、“日根野駅前行き”のリムジンバスで「泉佐野駅」まで行きます。24分くらいはかかるでしょう。そして、「泉佐野駅」から南海電鉄“難波行き”に乗って「岸和田駅」で降りましょう。12分くらいで到着します。片道料金は910円です。

有料桟敷席のある岸和田カンカンベイサイドモールまでは、岸和田駅から歩いて18分くらいの距離なので車に乗らなくても不便を感じることはないでしょう。

岸和田だんじりに行くなら地元グルメも満喫したい

岸和田だんじりの開催される岸和田には名産品がたくさんあります。

中でも泉州野菜や海産物がイチオシですね。そこで、地元グルメのスポットもご紹介しますね。

まず、岸和田駅近くにある「どんちち」では泉州キャベツを使った「とんぺい焼き」があります。お好み焼き感覚で食べられる鉄板料理で地元でも人気がありますね。地元のお客さんが多くて、ちょっと入りにくい雰囲気があるかもしれません。

同じく鉄板焼きのお店「泰ちゃん」には、「かしみん焼き」があり450円とリーズナブルです。かしみんというのは「かしわ(鶏肉)のミンチ肉」を使っているという意味だそうです。岸和田ではソウルフードともいわれていますのでオススメですよ。

岸和田城の近くには「卯庵」があります。ここも岸和田のソウルフードがメニューですね。お母さんの作るお総菜として、ごより豆やじゃこなすなど地域の和総菜がバイキング形式で食べられます。ランチなら1,000円くらいで食べ放題なのも嬉しいですね。

岸和田だんじり祭のお土産にオススメなのが、「だんじりビスケット」です。22町の町名が入ったビスケットで1袋250円くらいです。岸和田駅から岸和田カンカンベイサイドモールに向かう通りにある「和撫子(カーネーション)」というオフィシャルショップでも購入できます。

おわりに

岸和田だんじり祭をご紹介しました。
長い歴史を持ったお祭りで見物客もかなり増えているため、事前情報のチェックは欠かせないと思います。
周辺には地元でしか食べられないグルメもありますので、どの程度混み合うのかも併せて確認しておきましょう。

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