神父さんと牧師さんの違いはクリスマスにもある?

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クリスマスはキリスト教の代表的なイベントです。
ただ、クリスチャンではない日本人にはイベントでも、正式なクリスチャンには宗教的な儀式なのです。
カトリックとプロテスタントでは、その儀式に対する考え方が違いますのでご紹介しますね。

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クリスマスの捉え方にも違いがある

神父さんはカトリック、牧師さんはプロテスタントと分かれていますが、クリスマスの考え方も違います。

まず、カトリックではミサとして礼拝をして、聖書の朗読など1時間程度を過ごします。

その後に聖体拝領というキリストの体を象徴すると言われている清めたパンを配っていますね。
パンと葡萄酒は、キリストの体や血に聖変化すると言う考え方があるので、キリストの誕生日であるクリスマスにしているようですね。

聖体拝領は、カトリックの洗礼を受けている人しか参加できないことになっています。

プロテスタントでは、多くの宗派があることから教会には気楽にクリスマス礼拝に行くことが出来ます。
カトリックの様にミサとは言わず、礼拝とするのがプロテスタントですね。

キリストに対しての考え方が、カトリックでは「神から授かった子」としているのに対して、プロテスタントでは「ヨハネとマリアの間の自然に出来た子供」と考える違いもありますが、両方ともクリスマスは宗教的な儀式としています。

クリスマスの祝い方も違った?

カトリックとプロテスタントの違いは、クリスマスの捉え方だけではありません。

祝い方でも、厳密にいうとカトリックでは多少のお酒は飲んでも良い、プロテスタントではお酒は禁止と言う部分があるので、日本人のクリスチャンではない人の様にお酒を飲んでクリスマスを過ごす感覚は少ないでしょう。

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16世紀の宗教改革前は、聖書を大事にするプロテスタントがクリスマスにお祝いをすることはありませんでした。
これは、聖書の中に12月25日がキリストの誕生日だとは書かれていなかったからなのです。

ところが、近年ではプロテスタントでも礼拝やキャンドルサービスをするようになったので、この日だけはカトリックとプロテスタントは近い存在になってきているようですね。

参加するならどっちのクリスマスがいいの?

教会でクリスマスを過ごしたい方もいるのではないでしょうか?

では、神父さんのいるカトリックの教会と牧師さんのいるプロテスタントの教会はどちらが良いのか考えてみましょう。
カトリックでは聖体拝領の様な行事には洗礼を受けた人しか参加できませんし、教会の数自体は日本では多くはないそうです。

初めて訪れることも出来ますが、マナーがわからないと厳しいのかも知れません。
プロテスタントの教会は日本にも多く、誰でも訪れることが出来る気楽さがあります。

ただ、数が多いのであまり収入の入ってこない教会もあって、クリスマス礼拝で募金をお願いされるケースもあるそうです。

<まとめ>

ご紹介した様にカトリックとプロテスタントではクリスマスの考え方も違います。

厳密に神様を大事にするカトリックの教会にはイエス像などもありますが、プロテスタントは聖書を大事にして像を飾らないという違いもあります。

また、神父さんのいるカトリックの教会にはステンドグラスで飾られたところもありますが、牧師さんのいるプロテスタントの教会は華美な装飾が少ないですね。

見に行って教会の雰囲気が楽しめるのはカトリック教会で、気軽に行けるのはプロテスタント教会だと考えて良いでしょう。

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