お歳暮なんて古い習慣?新入社員には関係ないの?

公開日:  最終更新日:2014/09/26

会社で働く様になると、学生時代には無縁だった上司との関係があります。
年末にはお歳暮を贈る習慣があり、デパートでもお歳暮商戦が気になり始めます。
世の新入社員は、今でも上司にお歳暮を贈るのが当然なのでしょうか?
そして、もしお歳暮を贈るとしたら何が良いのかもわからないと思いますので、併せてご紹介します。

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<お歳暮は贈らないと出世が出来なくなるものなのか?>

昔から会社の上司に対しては、お中元やお歳暮を贈答するものと暗黙のルールがありました。
贈ったからと言って自分の評価が上がるのではありませんが「常識的な人」程度の評価は得ていました。
ところが時代も変わって、暗黙のルールにも変化が出てきましたね。
お歳暮を贈らなくてはいけないと言うより、「個人の判断でしても構わない」行為となりました。
この曖昧さが、「新人は上司に贈ったほうが良いのかどうか」をよりわかりにくくしてしまったのです。
最近では会社でも、お中元・お歳暮の他にバレンタインデーまで、「社内での贈答品を禁止する」と決める企業も出てきましたが、2008年の調査でも禁止しているのはわずか5%程度です。
まず、お勤めしている会社では、贈答品に対してどの様な考えなのかを確認しましょう。
誰も口にはしないけれど贈らないものとなっている、また贈るものとなっていると言う社内の慣習に従って下さい。

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<お歳暮は何を選んで贈ったら良いのかがわからないなら?>

お歳暮の品物は相場の範囲で選ぶ様にしましょう。
新入社員の給与を考えても、3,000~5,000円の品物が良いですし、「相手の迷惑にならないもの」を贈るのがマナーです。
形として残るものは好まれませんので、食べたり飲んだりしてなくなるものが理想的ですね。
昔は「年越し肴」として荒巻鮭などが送られていた風習もあります。
そこで、お酒のつまみや食事の1品になるものが好んで送られていました。
最近では、上司の奥様のご機嫌取りをする意味で、お取り寄せスイーツを贈る人も多くなりました。
家族ぐるみのお付き合いがあれば、出来るだけ好みに近いものを用意して下さい。
それ以外でお歳暮の用意をするなら、お茶やコーヒーなど無難な嗜好品が良いでしょう。
お酒を飲むか飲まないかでも送る品物の選び方が変わりますので、お歳暮を贈る上司の好みをリサーチする必要があります。

<お歳暮を贈るかどうかの最終判断は?>

お歳暮は感謝の気持ちを伝えるものなので贈る分には構いません。
ただ、注意して欲しいのは、一度始めたら途中で辞めるのは難しいと言う事です。
仮に配属が変わって上司ではなくなっても、お歳暮を贈っていたら「もう関係ない」と辞めてしまえば、それだけで元上司の機嫌を損ねることになります。
また、上司は部下から贈答品を受けると、相応の返礼品を用意するものなので、上司に負担をかける可能性もあります。
お歳暮が仕事の評価に反映される世の中ではなくなりましたし、万が一そのようなことがあればパワハラとも入れるため、問題の発端になるお歳暮を避ける傾向は出てきています。
総合的に考えて、新入社員の内からお歳暮を贈るのかどうかを検討しましょう。

<まとめ>

今では「悪しき習慣」としか言われなくなったお歳暮ですが、感謝の気持ちがあれば贈っても構わないでしょう。
ただし、送り始めると、上司の配属が変わっても退職をしても続くものだと思って下さい。
その上でお付き合いについて考えるのがベストです。

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