野菜ジュースで野菜不足は補えるの?
野菜ジュースの中には、かなりの種類が原料に使用されていて、「これだけ飲んでいればいい」という気持ちになりますね。
ところで、本当に野菜ジュースだけで、不足している野菜を補えているのでしょうか?
野菜ジュースの入っている成分が足りているのかをご紹介しますね。
野菜ジュースでどのくらいの野菜が摂れているの?
手軽に利用できる野菜ジュースですが、紙パック1本(200ml)で摂れる栄養素は、小さなお皿分の野菜程度だと言われています。
「1本で1日分じゃなかったの?」と思いますよね。
このトリックは、使っている野菜の量はパッケージに書いているのと同じ量です。
でも、加熱したり絞ったりしているうちに、生野菜よりも栄養が損なわれてしまうんですね。
絞りかすは取り除いて口当たりも良くしているので、食物繊維の内不溶性のものが取り除かれています。
ビタミンCも熱に弱いので、ほとんど入っていないと思っていいでしょう。
かろうじて保存料に添加するビタミンCが摂れる程度です。
体のむくみに効果があるカリウムも、加熱には弱いので十分な量ではないと思って良いでしょう。
この様にして生野菜と比べると成分の変化が出るので、野菜ジュースでは原材料の分量と成分の量が同じではなくなります。
加熱しても摂れる栄養成分がある!?
栄養素の中には加熱にも強いものがあるので、もし、それらの成分が必要なら野菜ジュースはオススメです。
ビタミンAやビタミンEは熱に強い性質を持っています。
全く減少しないのではありませんが、ビタミンAで風邪予防、ビタミンEでは血行促進・冷え性予防のサポートが出来ます。
カルシウムや鉄分は、特に女性が必要な栄養素ですが、少量でも熱で壊れにくく摂取出来ます。
食物繊維は水溶性の分が摂取出来て、紙パック1つ(200ml)で1g程度は摂取出来るでしょう。
他の栄養素は、十分に補えないことが多いので、やはり生野菜や野菜料理も食べる様にしないといけませんね。
ちなみに食物繊維の量は、18歳以上の男性で19g以上、女性では17g以上を摂りましょうと勧められています。
1日3食の時に飲んでも野菜ジュースだけでは補えないのがわかりますね。
食物繊維はそんなに大事?
かなり前から食べ順ダイエットがブームですね。
これは、先に野菜を食べて食物繊維を取っておくことがダイエットに繋がります。
じつは食物繊維は、体の中で余計な脂質や糖質をキャッチして、吸収しにくくする効果と、キャッチした余分な成分を体の外に連れ出す効果を持っています。
先に食べると、後から体に入る肉の脂肪分やご飯の糖分なども、体に吸収する量が減らせるのでダイエットになると言うことなんです。
ちなみに便秘だからと言ってゴボウばかり食べた人がガスの膨満感で苦しい思いをしたと言う話もあります。
ゴボウで、水溶性食物繊維の他に不溶性食物繊維も十分に摂れましたが、不溶性食物繊維が多すぎると腸の中でガスが溜まりやすくなります。
もし、お腹が張りやすい人が、食物繊維で便秘解消したいなら、野菜ジュースで水溶性食物繊維を摂った方が良いということもありますね。
ご自分の体質を確認してから、体の楽な方法を選んで下さい。
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まとめ
野菜ジュースでは、水溶性食物繊維をメインとして摂ることが出来ます。
普段の食生活でサポートとして使用するには十分ですが、野菜を一切食べないで、野菜ジュースだけで十分かというと、そうではないので注意しましょう。
食物繊維のために1日5本以上の野菜ジュースを飲んでいると、過剰に摂取してしまう栄養素もあります。
1日の上限を超えると健康に良くないこともありますよ。
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