ポールへニングセンの名作PHコントラスト
ルイスポールセンから販売されていた「PHコントラスト」は、ポールへニングセンによって1958年~1962年に開発された照明器具です。
ポールへニングセンのPHコントラスト
PHコントラストは、4つの異なる塗装が10枚のシェードに各々施されているのが特徴となっており、シェードの最も外側の部分にはポリッシュ仕上げと、ツヤ消しの白い塗装が施されています。
シェードの角度や仕上げの塗装を変えることによって、ポールへニングセンの照明器具らしく、眩しさ(グレア)を感じさせることのない優しい光が拡散する設計となっています。
また、PHコントラストでは、中央の電球は手動で上下に動かすことが可能なため、上に電球を引き上げれば青っぽい光に。そして、電球を下げれば赤っぽい光の色に変化する事から、色を調節する機能を表す“コントラスト”という言葉がネーミングに採用されています。
非常にユニークな機能が付いているPHコントラストは、製造するための工程が130にもおよび、とても複雑な作りをした名作です。
シェードの角度など、細かな職人技術が必要となるPHコントラストは、残念ながら1991年での販売を最後に、生産が中止されて廃番商品となってしまいました。
しかし、デンマークを代表とするデザイナーのフィンユールや、モーエンセンもPHコントラストを愛用していたほど、多くの人々を魅了たのがPHコントラストです。
現在でもポールへニングセンが生み出した照明器具の中で、PHコントラストは人気が高い照明器具の一つです。
ポールへニングセンのステムフィッティング
ポールへニングセンが生み出した照明器具と言えば、3枚シェードのPHランプが有名ですが、同じくポールへニングセンが手掛けた「PH2/1ステムフィッティング」は、贅沢にPHランプを3灯組合せたモダンなミニシャンデリア仕立てとなっています。
ステムタイプの照明は、1930年代に盛んに製造されたスタイルです。
その中でもPH2/1ステムフィッティングは、六角形のステムから明るく照らすペンダントタイプのランプとなっており、テーブルの上を明るく照らし、周りに着席した人の顔にも自然な陰影をつける大変クオリティの高い照明です。
照明デザインにおいて大切な光の陰影を見事に活かしたPH2/1ステムフィッティングは、大切な人との食事の時間にも素敵な輝きを与えてくれますので、ダイニングテーブルの上にもピッタリな照明です。
3本のアームとソケットカバーはクロームメッキを施した真鍮製で、シェード部分は三層の吹きガラス製で作られているところが、1930年代に製造されたアンティーク感を感じます。
一般的にありがちなゴージャスで煌びやかなシャンデリアとは違い、PH2/1ステムフィッティングはハンドメイドによって作られるフロストガラスシェード製となっていますので、主張し過ぎることのない上質な美しさを持っています。
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良質なクラフツマンシップ(職人技)によって生み出されたPH2/1ステムフィッティングは、ポールへニングセンの照明器具の中でも高い人気を誇っています。
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