熱中症対策は甘酒や簡単お手製シェイクでおいしく水分補給が◎
夏は熱中症などの問題もあるので水分補給が欠かせません。
大人はある程度コントロールできますが、お子さんや高齢の方には注意が必要でしょう。
家族の水分補給を上手にするためのテクニックをご紹介しますね。
どうして水分を取らないといけないの?
私たちの体は60%が水分だといわれます。
血液の中に5%、細胞の中には40%、そして細胞の間には15%とわかれています。この様に考えると女性が美肌を保つためにも水分は欠かせませんね。
1日に汗や尿などで体から出ていく水分量は2リットル程度で、1日に補った方が良い水分も同じ程度だと思って良いでしょう。
ただ、食事でも水分を取るので飲むのは1.2~1.5リットル程度が良いと言われています。
成人は体の60%が水分ですが、子供は70%、新生児は75%が平均なので、元気に遊んで汗をかくことを考えると適切な水分補給が必要です。
また高齢の方は50%が水分量ですが、年齢と共にのどの乾きを感じにくくなることと、頻繁にトイレに行きたくないと考えて控えてしまう人もいます。
年齢が上がって水分が足りないと血液がドロドロになって脳梗塞を起こす方もいるため注意して水分補給を促した方が良いでしょう。
水分補給といっても水を飲めば足りるの?
水分補給というと「水だけ飲んでいればいい」と勘違いしてしまいますが、夏のように汗をかきやすい時期は真水だけでは不十分です。
人間の体は0.8%の塩分濃度になっています。実は食事をしても旨みを感じるのは0.8%の塩分濃度が必要だといわれるほどです。
体のイオンバランスを整えるには、スポーツ飲料のように、ナトリウムなどのミネラルが入っていた方が吸収しやすくなります。
また、スポーツ飲料は水分不足で具合が悪いときは、体温と同じ程度に温めた方が吸収も早くなるそうです。
しかし、1日に飲んだ方がいい1.2~1.5リットル全てをスポーツ飲料にするのはやめましょう。
スポーツ飲料には糖分も塩分も入っていますので、大量に飲むのには適していません。
小さなお子さんや高齢の方、何かの病気にかかっている人なら、スポーツ飲料と水を1対1の割合にして薄めて飲んだ方が良いです。
真水を飲むことでのどの渇きは治まります。
でも体の中で体液の濃度は下がってしまいますね。
そうすると、その濃度を元に戻そうと体が働いて水分を出してしまうので、真水だけでは水分補給が十分ではないということになります。
状況に合わせてスポーツ飲料を薄めたり温めたりして取り入れてはいかがでしょうか?
野菜嫌いのお子さんにサラッと飲めるシェイクがオススメ
デザート感覚のシェイクは水分補給という感じがしませんよね。
お店で売っているものをイメージすると「甘くて虫歯になりそう」「太りそう」など心配が尽きないと思います。
もし、ご自宅にミキサーがあるならお手製のシェイクで水分補給のサポートにしてみませんか?
フルーツは生のものを買ってきても余ることがあるのでカットして保存袋に入れてから凍らせておきます。
あとは牛乳と一緒にミキサーに入れると砂糖を足さずにフルーティなシェイクが作れます。
牛乳のアレルギーがあるなら豆乳やライスミルクに変更しても構いません。砂糖だけではなく添加物の不安もなくなりますので、安心して飲めると思います。
また、フルーツでも野菜でもご家庭の冷凍庫より、業務用冷凍庫で凍らせたものの方が栄養は残っているようなので、始めからフローズンフルーツとして購入しておくと日持ちも良いでしょう。
実は栄養ドリンクだった?夏の甘酒
甘酒というと冬の飲み物という印象が強いですが、江戸時代には夏の飲み物として重宝されてきました。
当時は今のようにいつでも病院に行けるとか栄養ドリンクを売っていた訳ではないので、夏バテをしても栄養が取れるように甘酒を活用していたんですね。
暑いときにホットドリンクは飲みたくないと思いますので、冷やし甘酒(ノンアルコール限定)もオススメです。
高齢の方も抵抗感なく飲んでくれますし、フリーズドライになったものがあれば冷たい水にも溶かすことができます。
また、牛乳や豆乳に入れることで栄養価が上がるので夏バテをしたときにも良いでしょう。
実は豆乳と甘酒は肌にも良いといわれているので、夏の日差しが気になる女性には飲んで頂きたいドリンクです。
水分補給は水やスポーツ飲料だけでなく、ちょっと工夫をすると美味しく補給できますので試してみましょう。
まとめ
ここでは効果的な水分補給とその必要性をご紹介しました。
熱中症になると本人が辛いだけでなく、後になってから病気になる可能性が高くなることもあるので十分に注意したいものですね。
無理なくできる水分補給の方法をマスターして快適に夏を乗り切りましょう。
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