熱中症の応急処置は熱痙攣、熱失神、熱疲労、熱射病で対処が異なる

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水分補給していたつもりなのに…熱中症になったかも!

そんな時は救急車が来るまでにどんなことをしていたら良いのでしょう?

パニックにならず落ち着いて対応するには、きちんと対処方法を知っていた方が良いのでご紹介しますね。

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こんな風になったら熱中症と判断するには?

熱中症ではいくつかのタイプに分かれて症状が出て、それぞれに対処した処置が必要になります。

医療機関の受診は必要ですが、その前にできることと合わせて確認しておきましょう。

「熱けいれん」では、暑いのに体がガクガクと震えるような痙攣を起こします。

「熱失神」は暑い中で急に気を失ってしまいます。顔色が悪くなったり、脈を確認すると普段より早いとか弱い状態もあるそうです。

「熱疲労」ではめまいを感じてフラフラするとか、頭痛やだるさが出ます。吐き気も感じるようなので様子を見ているとわかりやすいでしょう。

「熱射病」では、かなり危険な状態になっていますので、すぐに病院に運ばなくてはいけません。

意識がもうろうとして反応が鈍いとか、何かを話すけれど意味がわからない内容だとか、意識がなくなることもあって死亡率の高さが指摘されています。

場所を移動して涼ませ楽な姿勢に!

「熱失神」と「熱疲労」では涼しい場所に移動させてあげることも必要です。

ベルトなど体を締め付けるものがあれば緩めて仰向けに寝かせます。

足は高くして心臓や脳に血液が戻る姿勢にしてから、手や足などの先端から血液やリンパを戻すようにして中心部に向けさすってあげましょう。

もちろん水分補給は欠かせませんので、少量ずつ口に含ませるようにしてください。

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これは外せない水分補給!選び方と飲ませ方

「熱失神」「熱疲労」でも水分補給は欠かせませんし、「熱けいれん」であれば0.8%の濃度になっている生理食塩水を補給することで回復しやすくなります。

「熱射病」も救急車が来るまでは体を冷やしながら待ちますが、飲めるようなら水分補給させた方が良いでしょう。

ただし、意識がないのに口に含ませるのは危険なので止めて下さい。

0.8%の塩分濃度といわれても、都合よく市販の飲み物がある訳ではないので、外出するときには小さなマイボトルに0.8%濃度の食塩水を作って持っていると安心です。

1,000mlに8gの塩を入れて作り置きしておけば不便はないと思います。

2リットルペットボトルの水なら16gの塩を入れておき冷蔵庫で保存しておけば日持ちも良いですね。

体を冷やさないと危険!?熱射病の処置は早めに

「熱射病」は体の中で体温を下げる機能が働いていない場合もありますので、外側から冷やすことが必要になります。

保冷剤を使って、手首・足首の内側、ワキ、足の付け根、首の両脇を冷やすようにして下さい。

もし保冷剤を持っていないなら濡れタオルやハンカチを使って冷やし、体に風が当たるように扇ぎましょう。

気化熱でも体温を下げられるのでオススメの方法です。

「熱射病」なら応急処置をする前に救急車の手配をして、待っている間に処置をした方が良いでしょう。

まとめ

熱中症になった場合の対処方法をご紹介しました。

4つのタイプに分かれていますので、状況に合わせた対処方法が必要になります。

緊急で病院にいかなくてはいけないものもありますので、応急処置だけで済ませることのないようにしてください。医療機関を受診した方が安全性は高くなります。

あくまでも応急の手当てだということを自覚して実践して下さいね。

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