鏡餅は年末からお供えをして鏡開きを迎える頃には、ひび割れやカビが生えることもあります。
「食べ物なのに気持ち悪い･･･」なんて思っていませんか？
鏡餅がひび割れる理由なども知っていると、納得出来る事はたくさんあります。

その鏡餅に対しての考え方が変わるかもしれませんよ。

＜鏡餅のコンディションは神様からのお知らせ？＞

部屋の中でお供えをする鏡餅ですが、ひび割れるとかカビが生えることもあります。
昔の人は、この鏡餅のひび割れなどを見て、部屋の状態を知る事が出来たんですね。

ひび割れると言う事は「部屋の中が乾燥している」と言うことです。

そのため、乾燥から来る風邪には注意しましょう、火の気の取り扱いには注意しましょうと言う事を知るサインになります。
また、カビが生えると言う事は「部屋の中の湿度が高い」と言う事です。

部屋の中の湿度が高ければ換気をして、他の場所にもカビが生えない様に注意しましょうと言うことを知るサインになると思いませんか？

温湿度計のない古くから、鏡餅はこう言う事をお知らせしてくれるものだったんですね。

＜鏡餅がひび割れするのは本物だから？＞

真空パックに入っていない鏡餅はひび割れをしてしまいますね。
これは、変な添加物を入れていない本物だからだと考える事も出来ます。

ご実家から送ってきたものだとしたら、体に良い鏡餅をくれたと言うことが分かりますよね。
粘りけが増すとか乾燥しにくい添加物を入れる事なく作ってくれた鏡餅なら、ひび割れをするのは当然です。

安心して食べる事が出来ますので、あまり気にする必要はありませんよ。

＜どうしてもひび割れるのはイヤだなと言う人には＞

見た目にも鏡餅のひび割れがイヤで、「気持ち悪い」と思ってしまうなら、ある程度の予防が出来ます。
鏡餅を頂いて直ぐにしなくてはいけませんが、とても簡単なのでご紹介しましょう。

刷毛と焼酎を用意して、届いたばかりの鏡餅に塗っておきましょう。
重ね塗りするほどひび割れを抑えることが出来ます。

ただ、匂いが気になる人もいると思いますので、甲類の焼酎を使いましょう。
カビも同時に予防できますが、後から塗っても効果が出ないので早めに実践してみて下さい。

＜まとめ＞

ご紹介した様に、鏡餅がひび割れたりカビが生えるのは良くあることなんですね。
真空パックや個別包装のおもちになれていると、驚いてしまうかも知れませんが、あとで食べるのにも問題はありません。
予防方法などを活用すると、嫌な気分になることなく過ごせますよ。