夏バテ対策で基礎体温を管理して体調の変化を予測

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夏バテをするときは食欲がないとか倦怠感などの自覚症状が出るまでわからないと思います。
もしそれが基礎体温の変化で予測できるとしたら夏バテ予防ができるのではないでしょうか?
ここでは基礎体温を管理して体調の変化に気付く方法もご紹介しますね。

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基礎体温なんて女性が測るもの?

基礎体温というと妊活をしている女性が測るものというイメージが強いですね。

女性なら妊活以外でも体調管理に毎日計っている人もいるかと思います。排卵や月経などの体のリズムを読み取るのに役立つからです。

ところが男性は「自分には関係ない」と感じてしまいませんか?

実は、病気やストレスがあっても、性別に関わらず基礎体温が0.5度くらいの変化をするものなのです。それなら毎日計測することで体調の変化の他に心の変化もある程度は把握できるようになります。

風邪を引いたときなどは熱を測って高熱が出ていないかの確認をすると思います。高熱が続くと脳にもダメージが出ることから、解熱剤を飲んだり冷やすことが必要になるからです。

ただ、体温は低ければいいというものではありませんので、今のコンディションを知るにも「自分の基礎体温」を知って体調管理に役立てましょう。

体温は高すぎても低すぎても健康を損ねるってホント?

一般的な基礎体温は36.5~37.0度くらいだといわれています。

その人の体質や年齢・性別などでも変化しますので、毎日の計測で自分の平熱を見つけることが最初の一歩です。

自分の平熱を知ると、「今日は高め/低め」と数字で判断できるので、今の状態を明確に掴めるようになるでしょう。

体温は低ければ脳にもダメージが出ずに安全だということではありません。もちろん38.5度以上の高熱が続くのは良くありませんが、一般に「体温が1度下がると免疫力は30%下がる」といわれています。

基礎体温が下がることで血液の巡りが悪くなることから、体を巡回してウィルスなどが入っていないかチェックしている白血球の監視体制が緩くなると考えて良いでしょう。

普段から体温を測っていると、温めたり冷やしたりという調整もしやすくなり、体調の変化も察知しやすくなるのです。

基礎体温っていつどのタイミングで計ってもいいの?

基礎体温を測るタイミングは決まっています。

朝、目が覚めたら体を動かさない状態で測るのが基本です。体温計を取りに行ったりして体を動かすことでも体温は変化しますので、「枕元に体温計を置いておきましょう」とオススメしています。

できれば脇の下ではなく舌下(舌の下)に入れて測るのが理想的です。

ここで豆知識をご紹介しますね。

私たちが普段使っている体温計には2つの種類があります。1つは短い時間で測ることができる「予測式」、そしてもう1つは時間がかかるけれど正確に測れる「実測式」です。

正しく基礎体温を把握したい人には実測式がオススメですが、朝は忙しくて少しの時間ももったいないという人なら予測式でも構いません。

最近では記録するのが面倒だという人のためにパソコンと連動していてグラフにしてくれる体温計もあります。値段は高いですがかなり便利に管理できますよ。

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実際に夏バテ対策と基礎体温の変動を見るには…

夏バテの自覚症状には、熱っぽい・体がだるい・食欲がないと具体的なものから、何となくやる気が出ないという曖昧なものまであります。

基礎体温を測っていると他の季節よりも上がっていることはすぐにわかると思います。その状態がわかったら、汗をかいているのかどうかを確認しましょう。

私たちの体は体温を一定に保つため熱が溜まってくると汗をかいて冷やそうとする機能を持っています。汗は蒸発するときに熱を持って行ってくれるからなんですね。体温は上がっているのに汗をかいていないのであれば、体の熱をうまく逃がせていない可能性がありますね。

また体温は一気に5度くらいの変化が出ると体調を崩しやすくなります。そこでエアコンの設定温度と体温にどのくらいの差があるのかを見ても、自分の体への影響が先読みできるでしょう。

「基礎体温と比べて、こうなっているから体調に変化が出るかも」と感覚ではなく理屈で考えられるようになります。

夏バテ対策と基礎体温の調整ができる方法は?

汗をかかないことで体に熱がこもると夏バテしやすくなります。睡眠不足が続いていてもバテてしまうでしょう。
この2つを一気に解決するにはお風呂がオススメです。

お湯の温度は38度くらいの低めに設定してゆっくり20分くらい浸かって下さい。春まではあまり汗をかかない状態になっているので、お風呂に入って汗を出しやすい夏の体に切り替えます。

また、お風呂で温まってから体が少しずつ冷める段階で眠気を感じるようになっているので、夜にグッスリ眠りにも良い方法だと思います。

お風呂から出たら常温の水をコップ1杯飲んでおくと脱水する心配もなくなります。お風呂でかく汗の他に寝ている間にもコップ1杯くらいの汗をかくからです。

布団やベッドに横になるときでも「暑いな」と思うようならエアコンで体を冷やすより、頭だけ冷えるようにしてください。十分に寝付きが良くなるでしょう。

低体温だとわかったらどんな対策をしたらいいの!?

体温が高すぎるのも困りますが、逆に低体温の人もいると思います。

体の熱のほとんどは筋肉で作られるといわれていますが、急に筋トレをして筋肉量を増やすのは難しいですね。

まず、毎日の食事で良質なタンパク質を摂取して、少しでも運動量を増やすことを心がけましょう。

タンパク質は筋肉を作るのに役立ちます。筋肉が増えると温かい血液の循環も良くなるでしょう。

冷え性の人に良く見られますが、冷たい飲み物を好む傾向があります。生命維持にも内臓の温度を上げる機能を最優先にして体が働くので手足は冷たくなってしまいます。

食べ物や飲み物はできるだけ冷たいものを避けて、温かいものか常温程度で様子を見て下さい。

運動をすると体が熱を持つのはわかると思います。いきなりジョギングをする必要はないので、軽い体操から始めて見てはいかがでしょうか?

まとめ

夏バテ対策として基礎体温の管理方法をご紹介しました。
意外と知らない体温の秘密や測り方を知ると、どうすれば体調の変化が予測できるのかもわかると思います。あらかじめ対処方法がわかればバテずにこの夏を乗り切れるのではないでしょうか?

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