高齢者は、入れ歯や部分入れ歯があれば、腹持ちが良くても硬い食感の食べ物はオススメ出来ませんね。

また、誤嚥と言って、飲み込みを間違えると肺に入って、肺炎になる恐れがあります。
食べやすくて腹持ちが良い食べ物を選ぶ事になりますのでご紹介しますね。

＜ご飯より腹持ちが良いおかゆが便利！＞

高齢者に腹持ちの良い食べ物を出すときに便利なのがおかゆ状のものです。
年齢が上がると和風のものを好みますので、いかにもと言う献立になってしまいます。

ちょっと飽きたかな？と思ったときにはリゾットに変える方法もありますよ。

柔らかいので食べやすいですし、チーズは腹持ちの良い食べ物なので、チーズリゾットもオススメです。
ただ、リゾットだけの食感では、あまり噛まないので満腹感が少ないです。
ほんの少しの歯ごたえを加えるなら、チーズリゾットに細かいさいの目にした豆腐を入れるのがオススメです。

豆腐も腹持ちの良い食べ物ですし、程良い歯ごたえなのが良いですよ。

＜食の好みが変わっても安心のハンバーグ＞

高齢者になると肉より魚を好む様になります。
それでもたまには肉が食べたいという時がありますね。

食べやすさと腹持ちを考えると、ハンバーグもオススメの食べ物です。
パン粉の代わりにおからや豆腐を入れたものでは、腹持ちも良いですし栄養バランスもバツグンです。

また、突きこんにゃくを刻んで入れたり、肉ではなく魚に変える事も出来ます。
他にも野菜を刻んで混ぜ込むことも出来るのでアレンジ力も幅広いですね。

1つのハンバーグの中にたくさんの栄養を詰め込みながら、お腹が空きにくい様に出来ますよ。

＜高齢者が喜ぶおやつで腹持ち良くしましょう＞

今の高齢者で70代くらいは、戦後の食糧事情からイモ類はあまり好まないですね。

しかし、当時は蒸したものや茹でたものが中心でしたので、グレードアップしたおやつなら問題ないでしょう。
味も懐かしいですし、腹持ちの良い食べ物として利用できます。
サツマイモを蒸して、あら熱を取ったら潰して、きな粉を混ぜます。
小さく丸めたら、すりごまをまぶして完成です。

サツマイモは食物繊維が豊富で腹持ちも良いですし、高齢者にありがちな便秘解消もしてくれます。
きな粉にも同じ効果があります。

ごまは、粒のままだと入れ歯や部分入れ歯の隙間に入り込んで痛いので、すりごまの方が食べやすいです。
小腹が空いたときや食後のデザートにオススメですよ。

＜まとめ＞

高齢者の方は、食事の制限を受けていたり、噛むことの問題があるなど悩みが多いです。
腹持ちの良い食べ物でも、噛みやすさや飲み込みやすさも考えてあげるのがオススメです。

もちろん、お腹が空かないのも大切ですが、胃腸も年齢を重ねていますので、次の食事までには消化できる食べ物を選びたいですね。