ちょっと知っているとカッコイイ!意外に知らない七五三の由来

公開日:  最終更新日:2014/10/30

「七五三にはお祝いをするもの」と決まっていますが、この由来を正しく知っている人は意外に少ないですね。
風習をお子さんに伝えられる、数少ないチャンスでもあります。
周囲に対するマナーもわかりますので参考にして下さいね。

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<七五三って、どんな由来があるの?いつ始まったの?>

七五三は室町時代に起源があると言われていますが、広まったのは江戸時代ですね。
今のように医療が進んでいませんでしたし、食糧事情などの問題もあったので、子供の死亡率が高い時代でした。
乳幼児では死亡率が高かったことから、3歳くらいになるまで、今で言う戸籍の届け出をしなかったほどです。
7歳まで生きられると「神の子」と言われるくらい小さな子供が生き残るのが大変な時期もありました。
そこで、七五三の年齢まで生きられた感謝や、これからも長く生きられるようにとお祈りをする行事が広まっていきました。
私たちが知っている今の方法になったのは、明治時代になってからです。

<七五三の年齢別に意味がある!>

七五三のお祝いでは、3歳と5歳で男の子のお祝いを、そして3歳と7歳で女の子のお祝いをするものとなっています。
これも昔から言い伝えられている意味がありますので、ご紹介しましょう。
まず、3歳は「神置(かみおき)」と言われます。
男の子も女の子も髪を伸ばし始める時期として、1回目のお祝いをします。
この頃には言葉が理解できるようになることもあり節目のお祝いですね。
次に5歳は「袴着(はかまぎ)」と言われます。
昔は男の服とされていた袴を身につけるようになったのが5歳からだったからです。
5歳は段々知恵のついてくる時期でもありますね。
そして最後に7歳は「帯解(おびとき)」と言われます。
これも昔からですが、女の子が着物を着始める年齢で帯を使うことが由来です。
このように昔ながらの風習に合わせ、七五三を節目と考えたお祝いをしていることがわかりますね。

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<由来と千歳飴には関係がある!?>

さて、子供たちの長寿を祈る七五三では、必ずと言って良いほど千歳飴を用意するのではないでしょうか?
「どうして、飴?」と疑問に思う方が多いのではないかと思います。
単純に縁起を担いだだけなのですが、千歳飴が長く伸びる事を、寿命が延びることにかけています。
そして2本入っていますが、これは紅白にすることで縁起の良さがありますね。
今はキャラクターの描かれた袋に入れられていますが、昔から松竹梅や寿という文字を入れて縁起良くしたり、長生きすることで知られる鶴や亀のイラストが入っていました。
千歳飴は子供たちに持たせるだけではなく、年の数だけ袋に入れて、親戚に配る風習もありましたね。
日頃の感謝を込めて、お祖父ちゃんやおばあちゃんにあげたり、ママ友に配るのも良いと思います。

<まとめ>

七五三のお祝いにも古くからの由来があります。
風習に関してお子さんに話して上げる良い機会になりますので、豆知識として知っているのも良いですね。
千歳飴を配ることで周囲への感謝も表せますよ。

~ 七五三について他にも記事を書いてみました ~

七五三の内祝い!迷った時にはコレにしよう!
初めての七五三!何から始めるの?「予約」がキーワード
喪中にしてもいいの?七五三のお祝いに悩んだら

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