女性は気圧の影響を受けて体調が変化する?

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天気が変わると体調も変わると言っている女性はかなり多いですね。

「女心と秋の空」と昔から言いますが、女性はそのように気分が変わりやすいと考えられています。

どうして周囲の影響を受けやすいのでしょうか?

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天気が悪いと古傷が痛んで仕方がない

女性だけではなく男性でも、寒くなったり天気が悪いと、昔、怪我をしたところが痛むと言いますね。

寒くなった場合は血管が収縮しますので、血行不良によって以前に怪我をした部分が敏感になる事はあるようです。

天気が悪い時期として象徴的なのが梅雨ですが、この時期に体調不良を訴える人は女性で約60%程度となっています。

また30%程度の女性は梅雨の時期は毎日ずっと体調が悪くてツライと訴えています。

よくクセ毛の方は「髪の毛が湿気で重たくなって、雨が降るのを察知できる」と言う人もいますが、この様な変化が女性の体にも起こっているのでしょうか?

実は天気ではなく「気圧」が問題だった!?

天気の悪い日は、天気図でも分かる通り「低気圧」が来ています。

そうすると「じゃあ低気圧だから具合が悪いんだ」と考えてしまいますが、問題なのは気圧に差が出ることなんですね。

気圧の変化でわかりやすい例として、飛行機に乗ると耳がキーンとして不快な気持ちになりませんか?

地上と上空では気圧が大きく変わりますので、鼓膜が圧迫されることによって耳鳴りを感じます。

この鼓膜への圧迫で自律神経の内、交感神経が活発に働くようになることから、痛みを感じるとか、めまい・頭痛などの体調不良が出てきます。

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副交感神経が働くとリラックスできますが、交感神経が活発なときは、私たちの体は戦闘態勢に入っています。このタイミングでは痛みを感じやすい傾向が出るんですね。

また、血管は収縮して血行不良の状態になるので、以前に怪我をしたところが痛くなるとか、何となく具合が悪いという状態になってしまうのです。

気圧の変化を感じるのに男女差なんてあるものなの?

気圧の変化で体調を崩すのは分かりましたが、どうして女性の方が影響を受けるのか疑問が残ります。

実はホルモンの関係で女性の方がデリケートな状態になるのです。

女性は月経など1ヶ月のリズムによってホルモンバランスの変動が多い体です。

女性ホルモンの管理は脳の下垂体でしていますし、自律神経のコントロールは脳の視床下部が担当しています。

この下垂体と自律神経はお隣同士なんですね。

ホルモンバランスが崩れて精神的なバランスも崩す、またその反対も連動して起こるのは、下垂体と視床下部が隣同士で連携しているからです。

それぞれ「お隣がちょっとパニックになっている」とパニックになるので連動して具合が悪くなると考えるとわかりやすいのではないでしょうか?

まとめ

女性は気圧の変化でも体調を崩しますが、「1ヶ月の中で4つの顔を持つ」と言われるほど気分が変わりやすいですね。

男性は思春期以降、ホルモンバランスが安定しますが、女性は月経など1ヶ月のリズムで不安定な状態になっています。

恐らく男性から見ると「こんなに機嫌が変わると付き合いきれない」と思うでしょうが、知らず知らずに影響を受けている女性もツライものです。

冷静に「今は月経前だから機嫌が悪いんだわ」と分析する女性も少ないので、巻き込まれた男性には諦めが必要なのかも知れませんね。

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