天神祭が中止になった理由や見所と陸渡御と被らない交通ルート

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歴史に翻弄されて中止になっても復活してきた天神祭。

天神祭は古くから大阪で受け継がれてきた大切なお祭りです。

天満橋や天神橋筋のように地名としても使われているほど親しみ深いものなんですね。

基本となる神事の他に行事や観光も含めて開催されています。

こちらでは天神祭はなぜ何回も中止になった理由や宵宮と本宮以外の見所、お祭り当日は広範囲に交通規制が行われますので電車を使ったルートなどをご紹介しています。

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天神祭ってそんなに何回も中止になったの!?

大阪天満宮は作られた頃から続いている天神祭は軽く1000年くらいの歴史を持っているスゴイお祭りです。

そう考えると歴史との関わりも大きいのがわかるでしょう。

そもそも神鉾を大川で流して流れ着いたところで御祓(みそぎはらえ)をしていたので、これは船渡御(御神輿が船で渡ること)のルーツになったのでは?といわれています。

流れ着いた先というのが何とも大らかな感じに見えますね。

豊臣秀吉の時代に、この神鉾神事が一度中止されています。
そのため今ではお祭りに欠かせない山車を使い始めたそうです。
1865年には当時の将軍、徳川家茂が長州征伐で大阪城に入ったので、天神祭を中止にしています。

この将軍は子どもの頃から病弱だったようですが、大阪城で病死しています。

復活した後も1874年から中止され、それ以降もコレラの流行などで再開や中止を繰り返してきました。

その後も戦争やオイルショックなど、世相の影響を受けながら紆余曲折ありましたが、2001年からは継続しています。

この様に流れを見ていると、何かでお祭りを中止すると悪いことが起こって復活させるエンドレスループにも見えてしまいますね。

天神祭の見所は宵宮と本宮だけじゃない

天神祭は宵宮を7月24日、本宮を7月25日に行っています。

関連する行事もありますので、一部ご紹介しますね。

7月7日には天満天神七夕祭があります。

1995年に400年ぶりに復活したお祭りで、天神祭の神鉾神事に必要な型代という人形の奉納もしているんですね。

場所は大阪天満宮で恋愛成就祈願もできることから続々と女性が集まります。

15:00~21:00なので気になる人にはオススメです。

同じ日に天神は市筋商店街が主催した星愛七夕祭りがあります。

大阪天満宮に夜店が出たり、夕方にはパレードもあって面白いでしょう。

宵宮前日の23日には通称ギャル神輿もあります。

正式には「天神祭女性神輿」なのですが、ノリの良い名称で呼ばれていますね。

この御神輿は1981年から始まっていて地域振興などを目的としています。2015年には何と34回目を迎えます。

参加するには事前の選考会などがあるので興味があればチェックしてみて下さい。

肝心の宵宮は24日4:00の一番太鼓から始まります。7:45には宵宮祭が始められて準備が進んでいきます。

16:30に“どんどこ船”、18:00に“水上薪”、18:40に“催太鼓”、19:00には“獅子舞”と数多くの宮入がありますね。

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25日は13:30に本宮祭が始まります。

15:30には陸渡御(御神輿の陸ルート)、17:30には船渡御(御神輿の船ルート)がスタートします。

19:00~21:00ころには奉納花火が空を美しく飾ります。

22:30に還御祭をしてお祭りが終わります。

陸渡御と被らない交通ルートの確保も大事!

天神祭での交通規制は思ったよりも広範囲にわたっています。

7月25日は「片町交差点」「寝屋川橋東詰」「中野小学校北」「源八橋」で囲まれたエリアが18:00~23:00まで車両通行止めです。

「大阪市役所」「梅新東交差点」「大阪天満宮」「難波橋」で囲まれたエリアは25日15:30~19:00で車両通行止めですね。

また大阪天満宮周辺は24日、25日とも13:00~23:00までは車で行けないものだと思って下さい。

25日の「川崎橋」では歩行者・自転車まで通行止めになっていますね。

「大阪駅」から「大阪天満神社」に向かうなら、まず「北新地駅」でJR東西線学園都市線に乗ります。

「大阪天満駅」まで片道2分間、料金は120円です。駅から大阪天満宮までは2番出口から4分程度ですね。

次に、花火の打ち上げを見に行くとか、川の辺りの露店に行きたい人は、「大阪駅」から直接行くときに大阪環状線で「桜ノ宮駅」に向かいましょう。

片道4分くらいで料金は120円です。

「大阪天満宮」から向かうならバスもありますが待っているより歩いたほうが早いでしょう。

徒歩で17分くらいです。

花火は25日なので日にちは間違えないようにしましょう。

そして両日とも、通勤ラッシュを遙かに超える大混雑が予想されます。

迷子やトラブルのないように十分注意して下さいね。

混み合うお祭りの基本ですが、「最低でも1~2時間早めに現地に到着して、そこで時間を潰す」と不要な混雑に巻き込まれることが少なくなります。

ほとんどの方は時間にちょうど良いように移動し始めますので、その前が盲点なんだと考えて良いでしょう。

境内や天神橋筋商店街でお祭りグルメを食い倒れ!

天神祭では、縁起物として”白蒸し”を食べてきましょう。

餅米を蒸してから真ん中に梅干しをのせて笹で包んでいます。

痛みにくいですしお腹も満たされるおにぎりの原型のような食べ物です。

渡御行列に参加する人たちも食べています。

境内でも販売しているので見つけてください。

他には、夏の関西ではハモの湯引きもいいですし、白天(白身魚のすり身)も美味しいです。

大阪天満宮の境内や天神橋商店街に行けば何でもありますので、お店の紹介は控えることにします。

まとめ

大阪の天神祭をご紹介しました。

交通アクセスも便利な場所なのですが、とにかく混雑するので「歩いたほうが早いかも…」と思う人も多いと思います。

長距離を歩くと途中で疲れるでしょうから、休憩できるカフェなどをポイントごとに抑えていたほうがスムーズです。

その場で探そうとしても満席などで、さすらってしまうことがありますよ。

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