倉敷天領夏祭りの柔軟なお祭りへの取り組みや見所、交通規制情報など
盆踊りから発展した倉敷天領夏祭り
市民の盆踊りから進化したのが倉敷天領夏祭りです。
より倉敷らしく、そして全国からも倉敷に集まってもらえるお祭りにしたいということから、様々な取り組みをしています。
この地域では最大規模のお祭りですよ。
倉敷天領夏祭りはいつ開催されるの？
倉敷天領夏祭りは毎年7月の第4土曜日に行われています。2015年は7月25日の開催が決定しています。
倉敷天領夏祭りの正式なルーツは1971年からの盆踊り大会まで遡ります。
盆踊りというのは日本各地で地元の音頭をつかっているのですが、倉敷では1966年から「代官ばやし」で踊っていたんですね。
お祭りの名前は1983年に市民公募の形で決めました。
その後、若い人たちにも楽しんで欲しいという願いから「OH！代官ばやし」がロックテイストになって誕生しています。
天領という名前を使うと堅苦しいイメージですが、とても柔軟性のあるお祭りとして地元の人からも愛されていることが分かります。
ちなみに「天領」というのは徳川幕府が直轄で管理する土地で、この周辺は天領の中でも3番目に広い場所でした。
天領を管理するのは代官で、時代劇などでは悪代官がいて揉めごとが起こるため悪いイメージがつきまといます。
ただ、この地域は代官と地元住民の中が良かったので、お祭りの名前に天領とつけるのにも抵抗感がないという歴史があったんです。
穏やかな地域性が伝わってくる逸話があると気持ちも和みますね。
倉敷天領夏祭りのメイン4会場から好きなイベントを選ぶ！
倉敷天領夏祭りでは4つの会場を使用します。
倉敷芸文館では9:30～16:00頃まで将棋大会、アリオ倉敷では15:00～17:00ころにOH！代官ばやし踊りがあります。
また商店街で16:00ころから始まる音楽隊パレードは倉敷中央通りに移動して17:00頃まで続きます。
一番イベントの多い倉敷中央通りでは17:00から練り歩きと夜店が始まります。
18:00ころからはOH！代官ばやし踊り、一度休憩して19:00～21:30ころまで続きます。
18:30頃からは倉敷天領太鼓もあるので、かなりの人で賑わうでしょう。
倉敷天領夏祭り当日の交通規制はどうなの？
まず各会場の配置から見ていきましょう。
JR「倉敷駅」北口にあるのがアリオ倉敷です。
南口の正面にあるのが倉敷中央通り(美観地区入り口交差点までは”元町通”の表記)、中央町1丁目交差点を越えて真っ直ぐ行くと倉敷市文芸館があります。
駅からは徒歩で17分くらいですね。
公式サイトの地図では、中央1丁目交差点からすぐ近くになっていますが1分くらい先まで歩きます。
商店街は倉敷駅を瀬にして進み、中国銀行倉敷駅前支店の手前から左手の道に入って下さい。
ここは「センター街」とも呼ばれていますので迷っても地元の方が教えてくれるでしょう。
徒歩で移動できる範囲に位置しているのと、倉敷駅前から倉敷美術館近くの中央町1丁目交差点までの倉敷中央通りに交通規制があります。
お祭り当日の16:00～22:00ころになるでしょう。
この場所は歩行者天国なので何かの申請をしたら通行できるというものではありません。
また北口のアリオ倉敷には945台、三井アウトレットパークに1700台の駐車場がありますが、ゴールデンウィークでもすぐに満車になっているので、車の利用はオススメできません。
基本的にはお店を利用する方のための駐車場なので難しいですね。
倉敷グルメは控えめな印象がとても親しみやすい
倉敷の伝統的なグルメは派手ではない落ち着いた大人の雰囲気を感じます。
例えば、“祭り寿司”がその1つです。
一見すると“ちらし寿司”のようなのですが、おせち料理のお重を開けたような整然と並ぶ和食の美しさを感じます。
倉敷の特産海産物として、ママカリ・さわら・たこなどが詰め込まれていますので、見ても食べても美味しい料理だと思います。
倉敷駅津閣なら「瀬戸内海鮮料理 白壁」「ままかり亭 浜吉」などがオススメです。
名物の“たかきびめん”を食べるなら「富来屋本舗」が良いでしょう。
たかきびは昔からこの地方に伝わっている雑穀で、麺に練り込むとコシが出て食感もつるんとすることから好まれています。
お重が付いて1200円です。お餅に練り込んでいるメニューもあり“ぜんざい”は600円です。
フルーツも美味しいエリアなので、少し離れますが女性に人気のお店もご紹介しましょう。
「くらしき桃子」にはフレッシュフルーツをふんだんに使ったパフェがあります。
まさに「フルーツの宝石箱」とでもいいましょうか？メニューを見ても迷うばかりです。
例年7月中旬から桃パフェが限定メニューとして登場するので倉敷天領夏祭りの頃にはちょうどいいですね。
まとめ
倉敷天領夏祭りをご紹介しました。
地元愛から徐々に規模が大きくなっているお祭りで、一度行ってもまた戻ってみることでお祭りの成長がわかるかもしれません。
倉敷も非常に歴史の長い街なので美観地区まで行くと観光の見所がたくさんあります。
その場合にオススメなのが倉敷川の川舟流しを使って移動すると、風流な大人の旅を満喫できると思います。
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