基本的な紅茶の種類と生産地について
世界中で最も消費されているお茶の種類である紅茶は、世界20数か国で生産され、産地によって様々な茶葉の味が存在します。基本的な紅茶の種類についてご紹介しますね。
基本的な紅茶の種類について
紅茶は主に原茶葉の味を生かした「ストレートティー」と、複数の茶葉を混ぜ合わせた「ブレンドティー」、そして茶葉に果実や花びらで香りづけをした「フレーバーティー」があります。
●ストレートティー
紅茶には、花や果実のような甘い香りがあることから、茶葉の味を生かしたストレートティーは、「ダージリン」や「ディンバラ」などが有名です。ミルクやレモンなどを加えなくても、芳醇な香りが楽しめます。
●ブレンドティー
ブレンドティーは、紅茶の産地として有名な中国やスリランカ産の茶葉を組み合わせ、原茶の状態では得ることが出来ない味わいが楽しめます。「ロイヤルブレンド」や「クラシックブレンド」等が有名ですが、ブレンドする茶葉はお店によって異なります。
●フレーバーティー
フレーバーティーとして最も有名な紅茶は「アールグレイ」です。
アロマなどでも人気が高いベルガモットの香りが付いた紅茶で、独特の芳香があるのがフレーバーティーの特徴です。個性豊かな味が楽しめますが、慣れない方にとってはクセが強い種類もあります。
紅茶の茶葉が有名な産地について
世界三大紅茶として名を連ねている紅茶の産地は、「インド、スリランカ、中国」です。
●インド・・・ダージリン、アッサム
世界最大の茶葉産出国で、茶葉の種類も豊富です。香り豊かな紅茶が多いので、高品質な茶葉が沢山生産されています。
●スリランカ・・・ウバ、ディンブラ、ヌワラエリア
インド産の紅茶に比べてマイルドな風味が多いスリランカの茶葉は、クセがなく飲みやすい紅茶が多く、日本でも人気です。
●中国・・・キームン(キーモン)、ラプサンスーチョン
タンニンが少なく、芳醇な香りの紅茶が多いので、ストレートで楽しみたい品種を生産しています。
まとめ
気候や風土の違いによって個性豊かな紅茶の味が生まれます。
3つの国以外にもケニアやインドネシアなどでも生産されていますので、それぞれの国の紅茶の味を飲み比べてみましょう。
人気の高い代表的な紅茶の種類
紅茶の消費が世界でも有数の国であるイギリスを始めに、紅茶は世界中で親しまれているお茶の種類になります。
フレーバーティーなどを合わせれば、星の数ほど紅茶の種類はありますが、人気が高い代表的な紅茶の種類についてまとめてみました。
●ダージリン 産地:北インド
知名度が高いダージリンですが、夏に摘まれるセカンドフラッシュの茶葉は”マスカットフレーバー”と呼ばれる独特の香りがあり、紅茶のシャンパンと称されるほど高品質な茶葉です。
●アッサム 産地:北インド
タンニンが多く濃厚で芳醇な香りがあるアッサムは、ミルクを合わせて飲むのが最適とされ、チャイの茶葉にも使用されています。
●ニルギリ 産地:南インド
フレッシュですっきりとした味わいのニルギリは、ストレートやアイスティーに向いています。
●ウバ 産地:スリランカ南東部
ダージリンに並び世界三大紅茶の一つにもなっているウバは、メントール系の爽やかで芳醇な香りが特徴です。
●キームン(キーモン) 産地:中国
世界三大紅茶のキームンは、優しい甘みと蘭のようなスモーキーな香りが特徴的で、紅茶ファンの間で非常に人気があります。
●ディンブラ 産地:スリランカ中央部
バラの香りのような柔らかな香りとマイルドな味わいで、アイスティーにも適しています。
●ルフナ 産地:スリランカ南部
独特のスモーキーな香りと濃厚さがあり、ミルクティーに適しています。
●キャンディ 産地:スリランカ中央部
紅茶の甘みとコクがあり、クセがないためバリエーション豊かに楽しめます。
●ジャワ 産地:ジャワ島
マイルドな味わいですっきりとしているためアイスティーに適しています。
●ケニア 産地:ケニア
コクと甘みがあり、苦みも少ないためアイスティーやミルクティーに適しています。
まとめ
スリランカ産の紅茶は「セイロンティー」とも呼ばれており、ストレート、ブレンドともに人気の高い茶葉です。いろいろな茶葉を試して、好みの味を見つけましょう。
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