お中元の礼状を取引先、知人、上司へ出したい場合のタイプ別例文
お中元を頂くようになると、ちょっと自分が認められたのかなと、うれしい気分になります。
でも、頂いたまま何もしないのは…
お中元を頂いたらお礼をするのがおとなのマナーです♪
一般的に物で還す返礼はしないものとなっているので、お礼状を送るのがオススメです。
ただ、慣れないと文面に悩んでしまいますので、3つのパターンでご紹介しますね!
取引先からお中元を頂いたらお礼状はどうするの?
仕事の関係で、お取引先からお中元をもらうこともあります。その時の文例をご紹介しますね。
~文例~
拝啓 盛夏の候 貴社におかれましてはますますご隆祥のこととお慶び申し上げます。
さて、この度は結構なお品を頂戴しまして誠にありがとうございます。御厚志に改めて御礼申し上げます。
これから暑さの本番を迎えますので、皆様どうかご自愛下さいませ。
略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具
以上が基本のお礼状となります。先方との間柄を考えてアレンジしても構いません。
知人からお中元が届いたときのお礼状は?
知人など比較的親しい方からお中元が届いてもお礼状を送るのが基本です。
~文例~
拝啓 暑さの厳しい中○○様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
おかげさまをもちまして私たちは元気に過ごしております。
さて、先日はお心のこもったお品を頂戴しまして、誠にありがとうございます。いつも細やかなお心遣いに恐縮しております。暑さもしばらく続きそうですので、みなさまお身体をご自愛下さいませ。
略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。
敬具
文面としては硬く感じるでしょうが、スタンダードな書き方の方がお礼としてはマナーに適しています。
上司からお中元をもらった!どうしよう!
上司からもお中元が届きますが、目上の方は礼儀に厳しいので恥ずかしいことはできませんね。
文例を参考にしながら丁寧にお礼状を作りましょう。
~文例~
拝啓 いよいよ夏本番を迎えますが、○○(役職)にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、本日は結構なお品をいただき誠にありがとうございます。お心配りに感謝申し上げます。
例年より暑い夏となりそうですので、どうかお身体をご自愛下さい。
略儀ながら取り急ぎ御礼まで。
敬具
注意点としては役職をつけて相手を呼ぶときに「様」をつけてはいけません。
二重敬語になって相手を馬鹿にする意味になってしまいますので、この点は気をつけて下さい。
電話でもいいと思うけどお礼状にする理由って?
お中元やお歳暮でも同じですが、基本的に「面と向かってお礼を言う」のが当たり前のことです。
そのためお礼状でも簡略化して感謝の気持ちを伝えていることになります。
だから文末に「略儀ながら」という文言が添えられているんですね。
正式にお礼状を出しているつもりでも、儀式としては省略した物と考えられているので、更に下の扱いになる電話でのお礼は避けた方が良いでしょう。
ご自分や配偶者の両親や兄弟であれば「かろうじて電話でも…」と思いますが、正式なものではないことを理解しておいてください。
うっかり電話で済ませたと思うときには、当日にお礼状をしたためてすぐに投函しておくと良いです。
まとめ
お中元を頂いたときにはお礼状を出すものです。
文面に悩んでしまったときには、お礼状の文例集を参考にするのがオススメです。
送る相手によって内容も変わりますので、礼儀正しい内容にしましょう。
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