姫路ゆかたまつりの歴史や楽しむためのイベント、交通規制情報まとめ
西日本一ズラッと並ぶ露店が危機?姫路ゆかたまつりのご紹介です♪
姫路ゆかたまつりは西日本で一番露店の数が多いことでも有名なお祭りです。
長壁神社の例大祭で、姫路城にとっての守護神ともいわれる神社で行われる夏祭りとして愛されてきました。
素敵な浴衣のファッションショーなどイベントもありますし、浴衣があるから受けられる周辺スポットの特典にも注目されています。
姫路城の歴史よりも古い!?長壁神社の歴史がスゴイ
姫路ゆかたまつりは長壁神社の例祭として始まりました。
この長壁神社には歴史に振り回された記録も残っています。
1580年に羽柴(豊臣)秀吉が姫路城を改築した頃は、「自分の陣地にあるのは…」として移動させられました。
射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ)で長壁神社が間借りするような形になってしまったんですね。
そのまま江戸時代になると姫路城に入った池田輝政が病気になってしまいました。
「これは長壁神社を勝手に移動させた祟りだ」という噂が流れたので、姫路城の中に戻して再建立したんですね。
1639年に藩主が松平氏に変わると城外に、更に藩主が榊原氏に変わると城内に…と何とも忙しい形になってしまったのです。
現在では城内と総社境内の2つを維持して落ち着きました。
榊原氏が藩主でしたが、非常にユニークな人で現代風にいうと遊び人のような印象です。
「将軍が倹約令を出しても贅沢に遊ぶ」と自由すぎる感じで、将軍にお叱りを受ける前に庶民が長壁神社に参拝できる計らいをしています。
6月22日にその遷座歳を行って、浴衣で参加することを認めたのが、姫路浴衣祭りの由来だといわれています。
実は浴衣というのは、今でいうインナーのような扱いだったので、「浴衣でお祭りに行くなんてとんでもないこと」だったんです。
ただお祭りが急に決まって正式な着物が用意できなかったため、浴衣の着用を許したことから、全国的に浴衣はファッションとして認められるようになりました。
2015年は6月22~24日の開催となります。
浴衣の着付けなんて簡単!お洒落に着こなして祭りに行こう!
普段着慣れていないと、浴衣は着付けも大変でとても無理だと思ってしまうでしょう。
昔の方法で着付けると女性の場合は時間もかかるでしょうが、今はとってもカンタンです。
やはり着付けが理由で浴衣離れがありましたので、背丈でサイズを選んで合わせてしまえばいいだけになっているものが増えたのです。
前身頃の右が下になるように合わせたら、帯を巻いて止めます。あとはクリップタイプで差し込む帯を腰に着けるだけで完成です。
着崩れてもすぐに直せます。
男性の帯もクールに決めようと思ったら、インターネットにも粋な結び方が紹介されているので挑戦しましょう。
着るときの注意点ですが、左側が下になるように前身頃を合わせるのは止めて下さいね。
これは亡くなった方が着る死に装束でする方法なので、恐らく笑われてしまうと思います。
姫路ゆかたまつりでは浴衣を着ている人の特典がいっぱい
姫路ゆかたまつりにゆかたを着ていくと次の特典があります。
・神姫バス運賃半額(姫路駅発着)
・シネ・パレス山陽座、姫路OS、大劇シネマの映画鑑賞料金1,100円
・姫路城、ひめじの黒田官兵衛大河ドラマ館、好古園、動物園、美術館、姫路文学館、県立歴史博物館への入館が無料となります。
注)美術館、姫路文学館、県立歴史博物館は常設展のみで月曜日が休館となりますのでご注意してください。
・美術館と姫路文学館、県立博物館の入館無料(常設展のみ) 月曜休館
・日本女子プロ野球2014(6月22日(日)) ティアラカップ姫路大会(姫路球場)の入場料割引(大人500円、小・中・高校生100円)
イベントもたくさんあって、ゆかたで参加している人が多いため、始めて着る人でも抵抗感がありません。
ちなみに2015年のイベントは、子供ゆかたパレードや賑わい創出イベント、二階町や西二階町商店街でのイベントがあります。
交通規制もチェックして快適に過ごそう!
お祭りは3日間とも16:30~21:30の時間帯に行われていて、主にこの時間の交通規制になるでしょう。
22日の子供ゆかたパレードは姫路城三の丸広場から、桜門橋・大手前通り・西二階町商店街・長壁神社を経由して城南公園までがルートです。
姫路駅から見ると大手前通りから左側(国道2号と十二支所前線で囲まれる範囲)は歩行者専用道路として16:00~22:00まで車両がは入れませんでした。
また、「おみぞ筋」「みゆき通り」(南北に走る道路)「西二階町」(東西に走る道路)は終日車両通行禁止になっていたので、2015年も同じく規制されると思って良いでしょう。
姫路駅から姫路城までは歩いて15分程度です。
それでも浴衣や草履に慣れていないと足が痛くなることもあります。
女性は移動用のサンダルやミュールのコンパクトなものを持っていると、いざというときに使えるでしょう。
また、絆創膏を持参していれば、ズレを起こしたところに貼れますので用意しておきましょう。
姫路のご当地グルメって?意外に思いつかないけど…
姫路城周辺でご当地グルメを食べようと思ったら何が有名なのでしょうか?
昔から聞くものなら生醤油で食べるおでんやどろ焼きなどがあります。
オススメしたいのは、アーモンドトーストです。テレビで紹介されてからすっかり有名になりました。
喫茶店やカフェなどのモーニング・メニューに良くあるそうで、ピーナツアレルギーだとピーナツバターも食べられないので、そう言った人のためのアーモンドバターを塗ったことに由来のようです。
「Cafe de Muche」では7:00~1:00までのモーニングサービスで提供していて、オムレツかゆで卵から1つ選ぶのとサラダが好きなドリンクにサービスされます。
ここまでの品数がサービスだと名古屋に負けていない気がします。
姫路駅からは少し離れた場所ですが、アーモンドバターの元祖です。
ちゃんぽん焼きも有名で、うどんと焼きそばをミックスしています。
「喃風」がオススメです。姫路駅からすぐ近くで、同じく地元グルメの“どろ焼き”も提供しています。
ちゃんぽん焼きが950円、どろ焼きは種類があってスタンダードなタイプで690円が目安です。
姫路おでんを食べるなら姫路駅前にもお店がたくさんあって、「能古本店」や「大橋」、「くにさだ」のほか市内のコンビニでも購入できるようになっています。
西日本一の露天が見たかったのに!なんてこともある?
西日本で最大クラスの露店の数を誇ってきた姫路ゆかたまつりなのですが、最近露店の数が減っていることがわかりました。
2014年のお祭りポスターでは70程度の数に縮小されていて、露店をお目当てにしていると少し残念に感じますね。
ただ、露店の多さだけが姫路ゆかたまつりの魅力ではありません。
本来、このお祭りが持っている歴史や由来を楽しんできましょう。
まとめ
ニュースでも白くなりすぎたと有名になった姫路城も見ることができる姫路ゆかたまつり。
非常に面白い歴史があってユニークな由来を持っています。
露店の数は少なくなっても、お祭りの良さに変わりはないと思いますので、キレイなお城やグルメも楽しんできましょう。
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