しれとこ斜里ねぷた2015の見所や交通アクセスや周辺情報について
知床では弘前(青森県)との文化交流で”ねぷた”のお祭りを開催しています。
このエリアでは最大クラスのお祭りで、大きなねぷたが引き回され、和楽器の演奏も古風で落ち着きます。
くらやみの中、色鮮やかに浮かび上がるしれとこ斜里ねぷたを見るのと同時に、世界遺産でもある知床で、クールな夏が過ごしてみてはいかがでしょうか。
しれとこ斜里ねぷたは13基のねぷたが見所!
毎年7月に開催される“しれとこ斜里ねぷた”
2015年は7月24日~25日に開催予定です。
お祭りには様々なイベントがありますが、中でも最終日に2.8mを始めとした大小13基のねぷたが引き回される見所があります。
ねぷたの中には土台が固定されたまま上の部分が回転するものがあったり、一緒に移動する大太鼓の上には人が乗って太鼓たたきをするなど壮観な眺めが注目されています。
ねぷた運行は19:00からで、夜に灯りの灯されたねぷたを見ながら、和楽器の演奏を聴くのは何とも風流です。
街灯以外の照明がほとんどない中なので一層ねぷたがキレイに見えます。
ただ、雨天はねぷた運行が中止になりますので、天気予報はチェックしておきましょう。
当日、ねぷたが運行するかどうかは16:00の花火の合図を待って下さい。花火が上がればGO!です。
弘前との友好の証でもあるお祭りなので、弘前物産展も楽しみの1つです。
港町露店や抽選会もあって見るだけのお祭りではないのがいいところでしょう。
イベント関係は「道の駅しゃり」がメイン会場になります。
飛び入りで、ねぷたの曳き手に参加することが出来るので、挑戦したいという人は、斜里役場前に行きましょう。
2014年は集合時間が18:30でした。
知床のこうつアクセスはそんなに不便じゃない!?
まず、お祭りのメイン会場「道の駅しゃり」のアクセスから確認しましょう。
JR知床斜里駅から歩いて4分程度の場所にあります。
当日はこの場所を中心として交通規制がありますので知床斜里駅までは交通機関、そこからは徒歩での移動がオススメです。
周辺の交通規制は13:00~19:00、夜の交通規制が19:00~22:00となっています。ほとんど終日で自家用車が不便だということですね。
知床斜里駅前には大型ホテルも2~3件程度ありますので、他のエリアに宿泊するより格段に便利です。
いずれも道の駅しゃりまで徒歩圏内にありますよ。
世界遺産を見るにもルールを知らないと!
知床は世界遺産に指定されてから10年が経ちました。
やはり環境を守って行くにはルールが必要ですね。観光で見に行くだけと思っても地元のルールに従ってください。
知床五湖は、しれとこ斜里ねぷたの会場周辺からだと車で1時間くらいの場所にあって自然体験ができます。
地上ルートで散策するには10分程度のレクチャーを受けることになっていますね。
また高架木道もあって1つの湖までの見学なら往復できて手続きをする必要はありません。
ただ、木道から降りることは許されていません。
このエリアでは5/10~7/31はヒグマの活動期だといわれていますので、お祭り時期と重なっています。
知床五湖などの自然体験をしなくても車で移動するときに熊を見かけることがあります。このときも「えさやりは厳禁」です。
熊も味がわかりますので、「人間のくれる食べ物は美味しい」と知ると、食べ物欲しさに他の人を襲う危険性が高くなります。
観光客のえさやりだけが原因ではありませんが、ヒグマが人里に降りてきてゴミ捨て場を荒らす問題も起こっていますので「えさはあげないもの」と思って下さい。
年々、ヒグマの凶暴化が問題になってきているので、間違っても近づかないようにしましょう。
知床まで行って海の幸を食べない手はない!
やはり、しれとこ斜里ねぷたを見に行ったら、新鮮な海産物が食べたいですね。
知床斜里周辺なら駅から少し離れますが「しれとこ里味」がオススメです。
もちろんバフンウニの海鮮丼もありますし、さくらますのルイベ刺身もいいですね。
ルイベというのはアイヌ文化を継承しているといわれています。鮭などの魚は生で食べると寄生虫の問題があるようですが、一度凍らせることで問題を解決する方法です。
しゃりしゃりとした食感のお刺身が美味しいですよ。
他にもツブのかき揚げそばは、かき揚げのタワーがのってくるダイナミックな料理なので挑戦してみて下さい。
お昼の時間帯なら1,000円前後のメニューが多いですよ。
知床五湖まで行くなら途中のウトロで「荒磯料理くまのや」に立ち寄ってみましょう。
新鮮な海鮮丼の他に、エビやかにの身をトッピングしたラーメンも食べられます。
お昼の時間帯でも1人2,000円くらいの予算で予定しておきましょう。
他にもたくさんお食事処があります。
いくつか紹介している中にもアイヌ語が入っていて、ユニークな名前が特徴的です
。実は“札幌”もアイヌ語から来ていて「サッポロ」は「平べったい乾いた土地」という意味を持っています。
インターネットでも検索できて意味がわかるとより楽しさが増しますよ。
知床の気温は思ったよりも低いかも!!
どんな服装で行けばいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
知床では7月の最高気温で20℃程度、最低気温で15℃程度が一般的です。湿度も低めなので夏にしてはカラっと涼しいでしょう。
ただ、急に冷え込むことがありますので、夜にお祭りを見ることを考えても羽織り物が1枚あると便利です。
女性であれば厚めのストールがあると持ち運びも便利で温かく過ごせます。
天気が悪いときには10度前後になることがありますので、男性も薄手のジャンバーは荷物に入れておきましょう。
まとめ
しれとこ斜里ねぷたをご紹介しました。
お祭り自体は勇壮でありながら古風な雰囲気が感じられる魅力を持っています。
他にも食べ物や観光スポットなどオリジナリティ豊かな特色を持っています。ただ、世界遺産を見るには決まりがあって、守らなくてはいけません。
あらかじめ知っていた方がいいこともあります。
“自然との共存を学ぶ”ことができますので、堅苦しい気持ちを感じずに知床に行ってみてはいかがでしょうか?
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