相馬野馬追の歴史や2015年日程と交通アクセス、周辺情報について

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相馬野馬追は、福島県相馬市に伝わる伝統的なお祭りです。

1,000年以上の歴史を感じる行事が詰め込まれています。

一度に500騎以上の騎馬武者を眺められますし、身にまとっている甲冑にも興味を引かれるでしょう。

ここでは相馬野馬追の歴史についてや2015年の日程、お祭り会場周辺の交通アクセスと併せて是非味わって欲しい相馬市・南相馬市で有名なグルメ情報などをご紹介しています。

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相馬野馬追の歴史を知るとお祭りの意義がわかる

相馬野馬追は、鎌倉時代に平将門が野生の馬を放って、敵に見立てた訓練をしたのが由来だと言い伝えられています。

鎌倉幕府ではこういった訓練を禁止していましたが、相馬野馬追は神様に馬を奉納する神聖な行事と言うことで取り締まりの対象にはならなかったそうです。

将門のずっと後の遠戚者に中村相馬氏がいて、江戸時代までは中村藩として、この地域を管理していました。

一帯が「相馬」と呼ばれるエリアになったのも藩主の名前が由来していますね。

江戸末期から明治時代の初めにあった戊辰戦争で負けたので藩は消滅してしまいました。

野生の馬も没収になったことからお祭り自体がなくなっていましたが、1878年になってからお祭りを復活させられたんですね。

このようにして相馬野馬追が残されることになりました。

お祭りの日程は、始めは旧暦の5月で色々と変更されながら、子供たちの夏休みに合わせた7月23日となっていました。

しかし、2011年に東日本大震災が起こってからは日程がまた変更されています。

神事になるところは7月24日と25日にして、お祭りは7月の最終日曜日とわけて開催しています。

2015年は7月24日と25日に神事、お祭りは26日と27日に開催することが決まりました。

相馬野馬追のオススメは神事を見る?それともお祭りに行く?

相馬野馬追では始めの2日間で神事が行われます。

まず、24日は相馬中村神社で安全祈願祭と壮大両出陣祝いの宴をします。

25日に同じく相馬中村神社で御発輦 (ごはつれん)祭と出陣式があります。そのあとは相馬市内を御鳳輦(ごほうれん)と総大将などが宇多郷行列をします。

御鳳輦というのは屋根に鳳凰をつけた御神輿のようなもののことで、これが出発することを御発輦と言います。

天皇の乗り物が出発するときにも御発輦を言うそうですよ。

行列は南相馬市の鹿島地区まで行って、そこで総大将お迎えをします。

夕方になってから宵乗競馬を行います。

次の日の26日からはお祭りですね。

南相馬市の市原町でお行列が済んだら、雲雀ヶ原祭場で甲冑競馬と神旗争奪戦があります。

今度は相馬中村神社に向けて、お上がり行列となり騎馬武者たちが凱旋して帰ります。

27日は南相馬市の相馬小高神社で、お祭りのメインとも言える野馬懸です。

馬具をつけていない裸馬を相馬小高神社に追い込んで、竹や丸太で作った囲い“矢来(やらい)”の中で、荒駒(荒馬)を素手で捕まえます。

神事ですから捕まえる役の“御小人(おこしょう)”たちも白い衣装を着て身を清めています。

馬を捕まえてようやく神前に納め献納とします。

文字で説明をすると淡々と馬を捕まえるように感じますが、つかまりたくなくて暴れる馬を素手で捕まえるなんて普通に考えると怖くてできませんよね。

どきどきハラハラしながら見ることになります。

一通り見ても、厳かな神事も心が清められそうですし、甲冑姿の騎馬行列も見たい。

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そして最終日の野馬懸も見逃したくないのが本音ですね。

野馬懸は観覧するのに料金が必要になります。

一般自由席は当日券があって大人1,000円(前売りは800円)、行列観覧桟敷席は5人以上で事前申し込みとなり、大人1人2,000円です。

お好きな行事やイベントを選んでみて下さいね。

お祭り会場周辺の交通アクセスはどうなの?

まず、初日から神事が行われる相馬中村神社は、常磐線「相馬駅」から歩いて17分程度の場所にあります。

バス路線もなく駐車場が見つかりませんので徒歩で行った方が便利でしょう。

南相馬市の鹿島地区で総大将のお迎えをするなら常磐線の「鹿島駅」に行きます。

「相馬駅」からは常磐線を利用して11分程度で到着しますし、電車は60分間隔で発車しています。片道料金で240円です。

甲冑競馬と神旗争奪戦の行われる雲雀ヶ原祭場は、また少し離れます。

「鹿島駅」から、「原ノ町駅」に向かいますので、常磐線をつかって6分程度、料金は片道200円です。

「原ノ町駅」から雲雀ヶ原祭場までは歩くと23分程度になるでしょう。

問題はここからですね。メインイベントの野馬懸がある相馬小高神社まで、「原ノ町駅」から「小高駅」まで常磐線を使えたのですが、この間に関して現在は復旧工事が完了していません。

「小高駅」まで行けると駅から歩いて13分程度の場所に相馬小高神社があります。

常磐線を使わないなら国道6号線を車で行って渋滞がなければ19分程度です。

自家用車を利用しないなら、タクシーで4,000円前後の料金設定のようです。

駐車場が中々見つからないので、3日目から4日目の移動の歳にはタクシー利用をした方が便利だと思います。

数人で乗れば、それほど高い料金ではないでしょう。

相馬市・南相馬市で有名なグルメもいかがですか?

相馬市と言えば有名なのが相馬牛。
馬の神事を見に行って馬を食すのは罰当たりなので牛なら気兼ねないかも知れません。

「鳥久精肉店」は少し中の通に入りますが相馬駅周辺にあります。

相馬牛の入ったメンチコロッケが1個200円くらいなので気軽なおやつにもいいでしょう。

「松林堂」は、バター最中で有名です。イートインスペースはありませんが、醤油味やキャラメル風味のバター最中は1個100円程度です。お土産にも良いと思います。

原ノ町駅周辺で温かいものを食べるなら「楽楽中華 あじくら」もオススメです。

台湾ラーメンの店ですが激辛なのに美味しいラーメンが800円くらい、本格的な中華で体も気持ちもスッキリします。

「鹿島駅」の近くには「かしま福幸商店街」があります。

以前から有名なラーメン店の双葉食堂があったり、さくらはる食堂など食事ができるお店もあります。

他にもたくさん美味しいお店があるので探してみましょう。

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まとめ

相馬野馬追をご紹介しました。

伝統のあるお祭りですが、2011年の東日本大震災以来、周辺状況が変わってしまいました。

国の無形文化財にも指定されているお祭りを存続させるにも、お祭りを見に行くのは意義のあることなのではないでしょうか?

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