管絃祭の見所や厳島神社までの交通アクセスと神事に間に合う時間
夜は幻想的、昼は近くでも見られる管絃祭にうっとりです。
日本三大船神事の1つといわれている厳島神社の管絃祭は優雅な京の都遊びが伝えられ、現代に伝承されているお祭りです。
夜の景色にも平安の雅が詰め込まれています。
こちらでは管弦祭にお出かけになった際の見所や厳島神社までの交通ルート、神事が見ることのできる時間と併せて厳島神社周辺情報についてご紹介しています。
いつから始まったのかを見ると管絃祭は感慨深い
管絃祭は厳島神社の例祭行事なのですが、その始まりは平清盛だといわれています。
京の都遊びとして嗜まれていた管絃祭を持ち込んで厳島神社の正式な行事としたことが伝わっています。
管絃祭というのは船の上で、横笛などの管楽器と琵琶や琴のような弦楽器で演奏する雅楽を楽しむことです。
始めは厳島神社を神様の島として人が入ることを禁止していたので船で向かって神事をしていたのですが、徐々に人も住むようになったので、今度は厳島神社から船が出るという形に変わりました。
管絃祭の開催日は探した方ならわかる通り「旧暦の6月17日」とだけ記されています。
これではピンとこないと思いますので新暦に直してご紹介しますね。
2015年は新暦に置き換えて8月1日が該当しますので、そのまま今のカレンダーで6月17日に厳島神社に行ってもお祭りを見ることはできないですね。
日本三大船神事を制覇したい人は、「管絃祭」の他に「天神祭」や「ホーラエンヤ」にも注目です。
厳島神社の管絃祭に行ったらは大鳥居だけではなく社殿も見ましょう!
一般的に厳島神社のイメージで覚えているのは大鳥居なのではないでしょうか?
中々社殿までクローズアップされないのは残念なことです。
そこで管絃祭で厳島神社の社殿まで見てくるのは良いことだと思いますよ。
今の形の社殿が作られたときは平清盛の援助などもあったそうです。
ところが1207年など2回に渡って火災に遭っています。
その後は1569年になって毛利元就との争いで社殿の中で人が亡くなったので再建しています。
神社の神様は人が亡くなるのを穢れと考えるため、人が亡くなったままにはできないんですね。
修理などもしながら現在までとても綺麗な状態で受け継がれています。
大鳥居も重要文化財ですし、本殿を始めとした社殿は国宝に指定されています。
そして1996年には世界文化遺産にも登録されているので、この美しさを直に見てみたくなるのではないでしょうか?
交通アクセスは?厳島神社って誰でも勝手に行って良いの?
厳島神社は広島県にあります。いくつかルートがあるのでご紹介しますね。
JR「広島駅」から「宮島口駅」まで山陰本線“岩国方面行き”に乗って片道料金410円、25分くらいです。
そこから歩いて「宮島口」から「宮島桟橋」にはフェリーで10分くらいですね。
フェリーは自動券売機があって片道料金が180円です。
また広島電鉄を使うことも出来ます。JR「広島駅」から2分くらい歩いたところに広島電鉄「広島駅」があります。
路面電車で「原爆ドーム」を経由して「宮島駅」まで1時間くらいです。片道料金で240円です。
「宮島駅」から「宮島口」まで歩いて1分で後は同じくフェリーを使います。
シンプルな手段なら「広島港」から瀬戸内海汽船で行くことができます。片道料金1850円で時間は22分くらいですね。
1時間に1本程度で運行しています。
宮島口周辺には駐車場もあるので、そこまでは車で行ってもいいでしょう。
近くの駐車場ほど早く満車になるので時間を読みながら移動するのがオススメです。
厳島神社には何時までに行っていると神事に間に合うのか
管絃祭が行われる厳島神社には何時までに行けば良いのでしょうか?
例年お祭り当日の16:00には発輦(はつれん)祭が始まります。これは船に神様の魂を乗せて出発する準備です。
17:00には御本殿出御、19:50には地御前神社から出発して宮島を回って23:00に御本殿に戻ってきます。
明るい時間には裸足になって船に近づいた撮影ができるようなので、昼と夜の風景を納めておくのも良いでしょう。
時間を逆算して交通機関を選びますが、やはり混み合いますので早めに移動することを心がけてください。
宮島まで行ったらやっぱりコレを食べよう!
宮島のグルメといえば” 牡蠣・あなご・もみじまんじゅう”が三種の神器!
そこでオススメしたいのが、まず「焼きがきのはやし」です。
生がきは氷をのせたお皿に出てきますが、そこに大鳥居のミニチュアが飾られています。
遊び心もあって1400円で新鮮な牡蠣が堪能できますよ。
「あなごめし和田」は、1500円であなご飯のセットが食べられます。朱塗りの器のふたを開けるとご飯にのった穴子、そして別のお椀にはお味噌汁と気持ちも和む食事になるでしょう。
土産のもみじまんじゅうなら「元祖もみじまんじゅう 博多屋」でチョコ・クリーム・チーズのもみじまんじゅうを選んでも良いですね。1個80円でイートインスペースもあります。
「紅葉堂 本店」には“揚げもみじ”があります。1個180円ですが、5分くらい待つと熱々に揚げたもみじまんじゅうが食べられてホクホクの気分です。プラス200円でドリンクつきのセットにもできます。
「厳島神社」に関する観光スポットを楽天旅ノートでお調べになる方
まとめ
厳島神社の管絃祭をご紹介しました。
平安時代まで遡ると今のようなライトアップやイルミネーションなどありませんでしたから、その頃の人にとって、この管絃祭がどれほど美しいものに見えたのか、そんなことを考えながら行きたいお祭りです。
とても心に残る思い出作りができると思います。
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