小倉祇園太鼓のルーツや会場までのアクセスと小倉の観光スポット
厄払いのお礼も兼ねて無病息災を祈る小倉祇園太鼓
全国三大祇園の1つといわれる小倉祇園太鼓は、北九州市小倉で古くから行われている行事です。
太鼓の激しい音が訪れる人の厄払いをしてくれるように響くので、リピーターになっている観光客もいるくらい人気があります。
小倉祇園太鼓はこうして始まった!のルーツ
北九州市周辺は豊前国と呼ばれていて、干ばつや疫病などで大変なことになった時期がありました。
その時の藩主が家宝を売ってお金にしてから困っている人たちを救うのに使ったり八坂神社にお参りをして乗り越えたんですね。
無事に済んだというお祝いも兼ねて領民を招いたお祭りをしたことが小倉祇園太鼓の始まりだと伝えられています。
京都の祇園祭の方法を真似て、始めの頃は能も取り入れられていました。
幕末にこの地域には長州戦争があって大騒乱になってしまったため、明治時代の終わり頃まではお祭りが復活できなかったほどのダメージを受けました。
復活したお祭りでは山車に太鼓を乗せる今のスタイルを採用したんですね。
そのあと1943年には「無法松の一生」という映画の中に小倉祇園太鼓が出たことから、一気に全国区で有名になったという出来事もあります。
毎年7月に行われていて2015年は7月17日~19日までの開催と発表されています。
小倉祇園太鼓の開催地周辺アクセスからチェック
まず、小倉祇園太鼓の会場に行くにはJR小倉駅か西小倉駅から行くと便利です。
小倉駅からは歩いて15分くらい、西小倉駅からは歩いて10分くらいですね。
なぜ歩くことをオススメするかというと、交通規制があるからです。
7月17日は時間帯によって歩行者用道路が出現しますし、18日は小倉城大手門前広場に15:30~19:30の歩行者用道路が追加されます。
この日には祇園太鼓競演大会がありますので規制のある時間帯に小倉城大手門前に行くのがオススメです。
更に19日になると更に範囲が広がって小文字通りは太鼓広場として18:30~21:00に歩行者専用道路として追加されるんですね。
この日は11:00~14:00に小倉城大手門前で据え太鼓競演会がありますし、小文字通り(太鼓広場)では巡り祇園として山車が練り歩くのも見られます。
交通規制のある時間帯と場所には、有名な行事があると思って良いでしょう。
小倉のグルメもなかなか奥が深いので探検してみよう!
小倉はうどんの元祖として有名ですね。焼きうどんはB級グルメとしても有名でしょう。
その他にも美味しいものがてんこ盛りです。
小倉では屋台巡りがオススメで、お食事メインで食べ歩けます。
時間帯は夜だけなのですが美味しそうなおでんをたらふく食べて、シメにおはぎというのが定番のようです。
2,000円以内で済むお手軽な夕食になるでしょう。
小倉牛が食べたいなら「龍園」がいいですね。夜のメニューは高いのでランチタイムに行くと1,000円以内で美味しい料理が食べられます。
7月17~19日頃の小倉の平均気温は最高で29度、最低で23度くらいです。
小倉祇園太鼓でも暑さが予測されますので、一休みできるカフェや喫茶店も探しておきましょう。
周辺は何かと混み合うので、少し離れてゆっくりできるところなら「升屋」でかき氷や冷たい甘味もいいでしょう。
ミルク金時なら500円です。
「湖月堂」は落ち着いた大人の甘味処という雰囲気があって、かき氷・白玉ぜんざいも700円前後です。
小倉城近くで1箇所ご紹介するなら「つじり茶屋」ですね。
テイクアウトもできる夏限定の“つじごおり”は暑い気分を吹き飛ばしてくれるでしょう。420~580円くらいですよ。
コンパクトに巡る小倉観光はいかがですか?
小倉祇園太鼓の歴史を探訪するような気分でコンパクトに観光できるスポットをご紹介しますね。
まず、小倉城・小倉城庭園は入園料300円ですし、まとめてみるには美しすぎるスポットかもしれません。
小倉祇園太鼓の時期は営業時間が9:00~18:00で閉館30分前まで入れます。
大名屋敷を再現して作られた書院棟は水面に映る姿もキレイなので、少し遠目から眺めるのがオススメです。
同じ敷地内にある松本清張記念館は、共通券を購入すると小倉城・小倉城庭園も見られて700円となっています。
松本清張からの流れですが、地元の文豪に触れる機会として「北九州市立文芸館」もいいですね。
常設展のみなら入館料が200円です。営業時間は9:30~18:00までで閉館30分前まで入場できます。
森鴎外や杉田久女などの自筆原稿があったり、文芸の歴史がわかる年譜が24mにもなって展示されているので、古くから遡ることもできるでしょう。
「北九州市」に関する観光スポットを楽天旅ノートでお調べになる方
まとめ
小倉祇園太鼓をご紹介しました。
太鼓の激しさとは対照的に、しっとり落ち着いた町並みが特徴的です。
お祭りも楽しみながら小倉を散策するのも情緒豊かな旅を満喫できるのではないでしょうか?
ただ、気温が高い時期なので熱中症予防の水分補給や涼しい服装、日焼け対策をしていると過ごしやすくなると思います。
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