バストリカ呼吸法とカパラバティ呼吸法の違いについて
ヨガの呼吸法で、高度な呼吸法であるバストリカ呼吸法とカパラバティ呼吸法は、よく似ていますが、わずかにやり方が異なってきます。2つの呼吸法の違いについてご紹介しますね。
バストリカ呼吸法とは?
バストリカ呼吸法とは、勢い良く息を吸って吐いてを繰り返すパワフルな呼吸法です。
体の中にたっぷりと酸素を送り込むことで、内臓器官の働きを活性化させる効果やデトックス、肺をキレイにして気管支炎やぜんそくの改善に効果があります。
バストリカ=ふいごという意味があり、鍛冶屋が鉄を加工する時など、火をおこす時に使う道具の事をふいごと言います。
呼吸をする際には、胸ではなく腹筋を使うことが重要です。
1秒間に1呼吸する速度でリズミカルに呼吸をしていきます。
カパラバティ呼吸法とは?
カパラバティ呼吸法とは、勢い良く息を吸って吐いてを繰り返すパワフルな呼吸法のため、バストリカ呼吸法とよく似ています。
カパラバティ=光る頭蓋骨という意味があり、ヨガの高度な呼吸法のひとつです。
カパラバティ呼吸法は、格闘家のヒクソン・グレイシーが取り入れていた事でも有名なため、実践してみたいと考える方が多いのですが、危険性も高く、必ず指導者のもとで練習することが必要です。
1分間に120回ほど呼吸を行えるのが理想とされており、腹筋、内臓の強化や頭、肺をスッキリとさせる効果があります。
バストリカ呼吸法とカパラバティ呼吸法の違い
バストリカ呼吸法とカパラバティ呼吸法の違いは、息を吸う時に違いがあります。
バストリカ呼吸法では、息を吸う時と吐く時の両方で力を入れ、意識的に横隔膜を上下させながら呼吸をします。
一方、カパラバティ呼吸法では、息を吸う時は自然に肺を膨らませ、吐く時のみ意識を集中して力を入れます。
バストリカはエネルギーを下に降ろしていくイメージで。
カパラバティは上にあげていくイメージで行います。
おわりに
ヨガには、さまざまな呼吸法があります。
初心者の方でも簡単に行える基本的な呼吸法から、練習によってマスターできる高度な呼吸法まであるため、まずは簡単な呼吸法から少しずつレベルを上げていくようにしましょう。
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